情報処理技術者試験を受け続ける理由
先週末は毎期恒例、情報処理の試験日でした。
受けた試験区分の振り返りは別途するとして、「なぜ試験を受け続けるのか?」を考えてみました(試験中に)。
1. 知識の幅や視野を広げる
プロマネ・監査からDB・ネットワーク、果ては組込みシステムまで。一口にITエンジニアといっても仕事は多様。
2. 知識をリフレッシュする
時代の変化に知識をフィットさせることは当然必要。ましてITのように変化が速ければ尚更。
3. 後輩へ姿勢を見せる
ロクに勉強もしない先輩を見て、自分も勉強したいと思うだろうか?過去の武勇伝ではなく、現在の努力を見せた方が遥かに説得力があるのでは。
4. 学習のペースメーカーとして
意思の問題だけども、試験日という変更不能な期限を自ら課すことができる。必ず受験するというルールだけあればよい。
5. 試験自体を評価するため
おこがましいけど、試験自体が有効かを把握するには自分で解くのが一番。現地現物主義と同じ。
6. 定石を掴む
「ああ、それあるよね」というネタが度々出題される。いわゆる”定石“を問われている。
7. 趣味として
単純に解くのが楽しいから。クイズ番組と似たようなもの。いずれはボケ防止か。
8. 共有話題として
同僚や後輩との会話のネタ。「アジャイルのネタ、今回多かったよね」とか日常業務に興味を持たせるための情報収集でもある。
…ほかにもあるけど、これくらいで十分だよね。
その他、想定される批判についても自分なりの答えを出したい。
批判1: “所詮試験であり、現場とは違う”との批判に対して
一理あるが、上述のように定石だったり幅広い分野の知識がつく一面もある。無駄だと断言する人は知識の幅が狭いか、試験の評価が不十分では。
そして何より、実際の現場では唯一の正解があるケースは少ない。仕事で本当に時間を費やすべきはそのような”答えなき問い“であり、試験に出るような問いは誤りなく即応できるべきかと。
批判2: “真面目に受験する人に失礼では”との批判に対して
真摯さに欠けることはご指摘の通り。だが、当該試験は全てのエンジニアのための試験であるべき。無用に敷居をあげてはいけないし、結果として真面目に受験する人が報われる結果になると感じる。
目的や方法はともあれ、学び続ける姿勢は忘れたくないなと思う次第です。